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ギロチンの起源と誤解

ギロチンと言えば、処刑台で、罪人の首に上から落下して、一瞬のうちに切り落としてしまう残忍な処刑道具とのイメージがある。しかし、実際は、罪人を楽に死なせるために考案されたもので、発明者もギロチンではない。

フランス革命当時、罪人とされた場合、王侯貴族は首をはねる斬首の方法で、一般庶民は縛り首の方法で処刑された。しかし、どっちの方法も、処刑人の技の巧拙で、直ぐには絶命せず、苦しんで死ぬ場合が多かったという。

当時、医師であったルイス博士が、これを憂えて、大きな刃が落下して一瞬にして首を切り落とす処刑法を考案した。これなら苦しまなくてすむ。この処刑法を、革命派で同じ医師であったギロチン博士が、「残酷さのない処刑方法」として、強く革命議会に働きかけて、遂に採用となった。彼の議会での弁舌が余りに上手く、強く人々の印象に残ったことから、この処刑器具がギロチンとよばれるようになったらしい。

1792年以降、身分にかかわり無くフランスでは、死刑はこの方法で執行された。ルイ16世は1793年1月に、その妃マリーアントワネットは、同年10月に、ギロチンによって処刑された。

なお、フランスは1981年に死刑廃止法案を可決し、ギロチンによる処刑は廃止された。それまでの長い間、ギロチンでの処刑が執行されたのである。

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